ほめられると好きになる!?
他人からほめられて嫌な気持ちになることはありません。ほめられた相手に対して、自然と好意をもってしまうものです。コミュニケーションを円滑に行い、良好な人間関係を築いていくためには、上手くほめることは重要になってきます。
ほめ方(評価の仕方)は4種類に分けられます。誰かと比較してほめる「相対評価」と、比較によらずにほめる「絶対評価」そして結果をほめる「結果評価」と、途中経過や変化をほめる「プロセス過程」です。
この4種類の中でも、満足が高いのがプロセス過程です。例えば、「ここ最近、よくがんばったよね」「前よりもキレイになったよね」などとほめると、思わずうれしくなるものです。
特に人は、「変化の度合い」に強く反応する傾向があり、以前よりも評価が良くなっていたら大きな喜びを感じます。人は「総量」よりも「変化の度合い」に大きく反応し、これを心理学では「ゲイン・ロス効果」と呼びます。
ほめ方も場合によっては、相手の気分を損ねることがあります。例えば、「Aさんよりもきれいだね」と相対評価で外見をほめられても、あんまりいい気は起こりません。また、ほめ方がいつもと同じような感じならば、相手をうんざりさせるだけかもしれません。ほめ上手には、その場に合わせたほめ方を選択する必要があります。
ほめ方のパターン!?
・相対評価
誰かとの比較による評価する。
(例) クラスで一番頭がいい
〇〇さんよりもスタイルがいいね
・相対評価
結果のみを評価する。
(例) テストで100点とってすごいね!
あの難しい試験を突破するはさすが!?
・絶対評価
比較によらず評価する。
(例) 〇〇くんはスポーツができて、かっこいね。
あなたって美人ですね
・プロセス評価
途中過程や変化を評価する。
(例) 受験勉強がんばってたね
努力の成果が出てきてるね
「伝聞ほめ」は効果的!?
伝聞のかたちでほめられると、とてもうれしいものです。例えば、「〇〇さんがあなたのことを絶賛していたよ」などと、本人から直接言われるよりも信憑性が高まるので、その場での「お世辞」などとは違うので、喜び度は高いものとなります。