忙しいアピールをする人の心理
「忙しい」「時間がない」と言う人
あなたの周りに「忙しい」が口癖の人はいませんか。
よくよく考えてみると、「忙しい」が口癖の人は
仕事の段取りや要領が悪く、時間を無駄にしているのではないだろうか。
時間内に仕事を片付ける能力がないからこそ、忙しく振る舞っているのです。
つまり、仕事が遅い人の逃げ文句と言うことができます。
「時間がない」という口癖も同じように考えることできます。
「時間がないから、仕事を終わらせられなかった」ので、
「これは、仕方がないこと」だと言うのです。
どちらの言葉にも、「忙しい人は仕事ができる人」であることを
アピールしようとしているのです。
しかし、実際には、時間管理ができていなかったり、段取りが悪かったり、
時間にルーズであったことを自分で証明しているようなものです。
本当に仕事ができる人は、「忙しい」とか「時間がない」などと
いった言葉を口にすることはありません。
時間管理能力を持っており、段取りもよくできる有能な人には、
仕事を依頼したくなるもので、仕事を任せられる機会も多くなります。
仕事ができる人は、さらに忙しくなるのです。
このような口癖はやめたほうがよいです。
「忙しい」などという前に、作業に取りかかるべきです。
「時間がない」ではなく「時間を生み出す」と考えるようにしましょう。
悪い口癖をよい口癖に変えることで、人生の可能性はより広げることができます。
では、具体的に仕事ができる人とできない人は
どのように違うのだろうか。
仕事ができる人
● 「忙しい」と言うと、無能であることを証明するようものだと考える。
● 納期や締め切りのずいぶん前から作業に取り掛かかる。
● 2つ以上の仕事を同時に進行することができる。
● スケジュール通りに仕事ができる。
● まずは仕事の目的と最終的な完成形を頭に入れて仕事に取りかかる。
● 周りからほめられる機会も多くなるため、やる気もさらにアップする。
● 自分しかできない仕事を責任をもってやるため、能力を超えた仕事は引き受けない。
● まず段取りを十分に時間をかけてから、仕事に取りかかる。
● 集中できる環境づくりが上手である。
● 他人への依頼の仕方や打ち合わせなどの進行が上手である。スタッフや同僚を上手にまとめることができる。
● 時間管理ができているので、睡眠時間も十分に取れる。ミスも少ない。
● プライベートの時間もしっかりと確保できる。
仕事ができない人(忙しい人)
● 「忙しい」と言うことで、周囲から「頑張っているな」と評価されたい。
● 納期や締め切り寸前で仕事に取りかかる。
● 2つ以上の仕事を同時に進行できない。
● スケジュールをつくっても、その通りに実行できない。
● 仕事の目的と、最終的な完成形を、あまり理解できてないまま作業をする。
● 期待通りの仕事ができない。
● 仕事のやり直しを命じられることも多いため、そのためやる気も低下していく。
● 断ることが苦手なために、余計な仕事を抱えてしまう。
● 集中できる環境づくりが下手である。そのため、仕事に集中できない。
● 他人に頼むことや打ち合わせの進行が下手である。自分がやったほうが早いと考えがちである。
● プライベートの時間をなかなか確保できない。