カルライフ

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「返報性の原理」を利用する

人間は、自分ひとりが利益を独占できるような状況にあっても、人はそれを心地よく感じられなくなることがあります。

 

 

とある研究で、恋愛関係にある二者間で、一方的に様々な物を与えられた人間は与えられてくる相手に対して、「幸福感」「満足感」「怒り」「罪悪感」の4つの感情のうち、どれを強く抱くかというものでした。その結果、一方的に物を与えられて得をしていた人は「罪悪感」を強く感じられるように、最終的にはその相手に対して「怒り」も強くなってしまいました。

 

 

これは、人は何らかの得をした場合に、お返しをしなければならないという考えが個人の中に反映されているからです。そして、お返しができなくなるほどの得をした場合に、罪悪感と心苦しさを感じるようになります。これを「心理的負債」と言い、お返しをしたいと思う心理を「返報性の原理」と呼ばれます。

 

 

この「返報性の原理」は、恋愛関係だけでなく、社会の中の人間同士の関係性にもあてはまります。例えば、近所の物々交換という手段があります。「返報性の原理」は我々の行動の原則の一つなのです。

 

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