話すスピードをコントロールしろ

ビジネスの場において、プレゼンや商品やサービスを売り込んだりと、説得力を持った口調が必要となってきます。

話すスピードは相手の年代によって変える必要があります。とある実験によると、年代がバラバラの大多数の人々に対して、自分が「3分」だと思ったらボタンを押してみてもらったところ、年齢が高くなるほど、3分を過ぎた時間でボタンを押す傾向がありました。

つまり、年齢を重ねるほど自分が感じる時間の経過はどんどん遅くなり、時間の経過のほうを早く感じるのです。これは実際に感じる人も多いのではないでしょうか。昔と比較して、1日、季節、1年が過ぎてゆくのが早く感じられるのは少し寂しいような気分にもなります。こうした実際の時間と人間が感じる時間の違いのことを心理学では「時間感覚」と呼びます。

このような時間の感覚を利用して、年齢が高い人に向けて話すときは、若い人に向けて話すときよりも、話すスピードをゆっくりとしたほうが良い印象を与えられます。

相手の年齢が特定されているや同じ年齢層の人に対して、話すスピードを少し工夫してみてはいかがですか。