理想の「人間関係」はこれだ
職場や学校などでの人間関係の悩みは、なかなか絶えないものであります。理想の人間関係とはどのようなものだろうか。
公平なやりとりが良い関係を保つ秘訣
誰でも周囲の人たちと良い関係を築きたい、他人から好かれたいなどと考えるものです。そのために大切なのは、「ギブ&テイク」です。分かりやすい言葉で説明すると、「支え合い」「持ちつ持たれつ」などがあります。
このような考え方は心理学にもあります。「社会的交換理論」と呼ばれています。これは人間同士のやりとりは、プラス要素とマイナス要素の交換によって成り立っているという理論。
友人、恋人関係などにおいて、「自分ばかりが尽くしているばかりである」「自分ばかりが迷惑をかけられている」などと、一方が不公平感を抱いている関係は、長くは続かないものです。
また、相手から好かれるようにするには、自分から好意を持って接することも重要である。ほとんどの場合、好意をこちらから示したなのならば、好意を返してくれるものです。このようなことを心理学では、「好意の返報性」と言います。人間関係を円滑に進めていくうえで、重要なことはやはり「ギブ&テイク」なのです。
恋愛においては特に、自分の好意を伝えることは、最も有効なテクニックのひとつである。よほど不快な人でない限り、全く興味のなかった異性であっても、少しずつ意識していくようになります。そして、ふとした瞬間に恋におちてしまった、という経験をした人は少なくはないはずである。
人間関係はバランスが大事
誰かと一緒にいるのは、それにより互いがメリットを感じられるからである。人間関係には「損得感情」のようなものが働いている。
● 互いにメリットがあると良い関係が続く
自分にも相手にもメリットがある関係は、長続きしやすい。悩んだり、困ったときに互いに助け合い、好意を持って接してきたら、それに応えてあげるのが人間関係では重要である。
● 一方の負担が大きいと関係が続きにくい
相手にプラス要素を与えても、相手からは何もかえってこない場合、その関係は終わりやすい。その理由は、一緒にいるメリットを感じられないからである。