相手の視線で心理を読み取れ
例えば、相手の反応が欲しいと考えたとき、
私たちは相手の目を見て確かめます。
相手に伝えたいことがあるときも、
目を合わせて訴えかけようとします。
また、見つめ合う恋人同士のように、
それは相手への好意を示すこともあれば、
反対に敵意のサインとしてにらみあうこともあります。
一方で、視線をそらすことにも意味があります。
例えば、うしろめたいことがあるときは、
相手から目をそらちがちになります。
反対に、怪しまれないようにするために、
相手をじっと見つめてしまう人もいるでしょう。
先に目をそらすのは相手よりも優位に立っている
という意識の表れであることもあります。
「視線」が発するメッセージには、実に多くあります。
視線を送る、合わせる
● 相手の反応が知りたい
たとえば会話中などに、話や気持ちが伝わっているか、相手を見つめて確認する。
● 相手に意思を伝えたい
自分の意識を伝えたいとき、相手の目を見たり、目で合図を送ったりする。
● 好意のサイン
好意をもつ相手とは、よく視線を合わせるもの。ただし、恋人同士でもないのに不自然なほど目をそらさないのは、恐れや不安、うしろめたさ、敵意などをもっている可能性が高い。
● 敵意のサイン
ケンカなどのときに相手をにらみつけるのが典型的な例です。目で対抗意識を表しています。
視線をそらす
● うしろめたさを感じている
相手を見ると、相手から見られていることを強く意識させられることになるため、相手に対してうしろめたさがあるときや、自信のないときは、目を合わせづらくなる。ただし、相手をじっと見て、うしろめたさを隠そうとしている場合もある。
● 恐怖を感じている
相手を恐れているときは、視線を下にそらすことが多い。
● 「立場が上」であることのサイン
目をそらすことで、相手への関心の低さや、相手より優位にあることを示しているのかもしれない。もしくは、「相手より優位に立ちたい」という意識の表れ。