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太宰治の名言!?

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太宰治(1909~1948)は、日本の小説家である。本名、津島修治。自殺未遂や薬物中毒を克服し戦前から戦後にかけて多くの作品を発表。没落した華族の女性を主人公にした『斜陽』はベストセラーとなる。その作風から坂口安吾、織田作之助、石川淳らとともに新戯作派、無頼派と称された。主な作品に『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『人間失格』がある。 (引用 wikipedia)

 

太宰治の名言!? 

好きと口に出して言う事は、恥ずかしい。

それは誰だって恥ずかしい。けれども、

その恥ずかしさに眼をつぶって、

怒涛に飛び込む思いで

愛の言葉を叫ぶところに、

愛の実態があるのだ。         

  「新ハムレット」より

 

 

まじめに努力して行くだけだ。

これからは、単純に、正直に行動しよう。

知らない事は、知らないと言おう。

出来ないことは、出来ないと正直に言おう。

思わせ振りを捨てたならば、

人生は、意外にも平坦なことらしい。

  「正義と微笑」より

 

 

「やっとるか。」

「やっとるぞ。」

「がんばれよ。」

「ようし来た。」

  「パンドラの匣」より

 

 

私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、

静かに期待してくれている人があるのだ。私は、

信じられている。私の命なぞは、問題ではない。

死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。

私は、信頼に報いなければならぬ。

いまはただその一事だ。

走れ! メロス。

  「走れメロス」より

 

 

私は確信したい。

人間は恋と革命のために生まれてきたのだ。

  「斜陽」より

 

 

お前はきりょうが悪いから、愛敬だけでもよくなさい。

お前はからだが弱いから、心だけでよくなさい。

お前は嘘がうまいから、行いだけでもよくなさい。

  「葉」より

 

 

私は嘘ばかりついている。

けれども、一度だって

君を欺いたことが無い。

  「善蔵を思う」より

 

 

人間は不幸のどん底につき落とされ、

ころげ廻りながらも、いつか

しら一縷(いちる)の糸を

手さぐりで捜し当てているものだ。

  「パンドラの匣」より

 

 

お洗濯をすまして、

お風呂場のお掃除をして、それから、

こっそりお部屋の襖をあけると、

百合のにおい。すっとした。

心の底まで透明になってしまって、

崇高なニヒル、とでも

いったような工合(ぐあ)いなった。

  「女生徒」より

 

 

私は虚飾を行わなかった。

読者をだましはしなかった。

さらば読者よ、

命あらばまた他日。

元気で行こう。絶望するな。

では、失敬。

  「津軽」より

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