人との距離が近い人の心理
ちょっと話したり、作業をしたりするときに
やたらに距離が近い人ってたまに見かけることはあります。
人にはそれぞれ「パーソナルスペース」というものがあります。
分かりやすくいえば、「縄張り意識」のようなものです。
コミュニケーションをとる相手との物理的な距離
のことを示します。
パーソナルスペースを広くとろうとするのは
外向的な性格よりも内向的な性格で、
性別でいえば女性よりも男性のほうが多い傾向にあります。
また、相手に対する好意や親密度によっても変わってきます。
恋人や家族、親しい友人などであれば
距離が近くても大丈夫なのに、
見知らぬ人やあまり親しくない人が至近距離に
いるとつい警戒をしたり、不快に感じてしまうこともあります。
一方で、相手のパーソナルスペースに
うまく侵入することができれば、
心理的な距離を縮めることが可能です。
パーソナルスペースは前に広く、左右と後ろに狭くなっているので、
親しくなりたい、仲良くなりたいと思った人には
隣から話しかけてみたり、食事の席では隣の席に座ったり、
相手のパーソナルスペースに入る機会を
多くしていくことが効果的です。
他にも、恋愛などでパーソナルスペースを活かしたいなら、
食事などでは向い合う席よりも隣り合う席を選んでみたり、
ドライブデートでは恋人を隣に乗せてみたり、
映画館で隣同士で密着し合ってみるのもよいでしょう。
パーソナルスペース
パーソナルスペースは、相手との関係によって4つに分けられます。
● 密接距離(~45cm)
恋人、家族など
● 個体距離(45cm~120cm)
友人など
● 社会距離(120cm~360cm)
ビジネスなど
● 公衆距離(360cm~)
講演、演説など