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自尊感情と前向きに生きるために

人によっては、

 

人生を前向きに生きていける人と

 

そうでない人がいます。

 

アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズは、

 

その違いを自尊感情自尊心)によるものとした。

 

自尊感情とは自分自身を肯定的に感じることで、

 

ジェームズによると

 

自尊感情=成功÷願望という公式で

 

示すことができます。

 

 

 

例えば、試験で良い成績を取ることを成功とするなら、

 

「そうなりたい」と願う気持ちが強ければ強いほど

 

分母の願望値が高まるので、

 

失敗したときには自尊感情は低くなります。

 

逆に、失敗ばかりしている人でも、

 

願望値が高くない場合には

 

自尊感情が低くなることはありません。

 

何をもって成功と見なすのか、

 

その基準は人によってさまざまです。

 

試合やテストで散々たる結果になったとしても、

 

この失敗が次につながるものだと考え、

 

それを成功の一つだと考えることができれば

 

自尊感情は高くなります。

 

 

 

また、アメリカの心理学者ローゼンバーグが提唱した

 

自尊感情を測定するテスト、自尊感情尺度では、

 

10項目の質問に対し

 

「いつもそう思う」「ときどきそう思う」

 

「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」

 

「全くそう思わない」で答え、

 

その人の自尊感情の高さを知ることができます。

 

 

 

このテストを被験者に行わせる中で、

 

ローゼンバーグは、

 

自尊感情の高い人は自分自身を「これでよい」と

 

考えているとしました。

 

これは、自分自身を「非常によい」と

 

考えることが自分を他人と比較して

 

評価しているのに対して、

 

「人は人、自分は自分」と考えていることを表しています。

 

つまり、自尊感情が高い人は、

 

自分で自分に価値を見出すことが

 

できるということです。

 

 

 

ローゼンバーグの自尊感情尺度 

10問の肯定的な質問と否定的な質問に「いつもそう思う」「ときどきそう思う」「あまりそう思わない」「全くそう思わない」の4択で答える。それぞれ4点、3点、2点、1点とし、合計点が25点までが自尊感情が低い人、26点以上が自尊感情が高い人とした。

 

 

① 自分に満足している。

 

② ときどき自分はダメだと思う。

 

③ いくつか見どころがある点がある。

 

④ 友達と同じくらい、いろいろなことができる。

 

⑤ 得意なことがあまりない。

 

⑥ 「役に立ってない」と感じることがある。

 

⑦  他の人と同じくらい価値ある人間だと思う。

 

⑧ もっと自分を尊敬できたらと思う。

 

⑨ 何をやっても失敗するのではと思ってしまう。

 

⑩ 自分は前向きである。

 

 

 

まとめ

自尊感情をよく知ることで、

 

人生を前向きに生きるきっかけと

 

なるかもしれません。

 

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