若者を批判したがる心理
「最近の若い者は.....」などといった
批判はよく耳に入ってきます。
このような批判のなかには、
だから「自分たち上の世代のほうが優れている」と、
優越感に浸りたい気持ちが隠れています。
このように、周囲より優れていたいという
「承認欲求」が強く働くのです。
他にも、年齢を重ねていくと、
老いに対する不安や、若さをうらやむ気持ちが起こります。
これは生き物として生きていく中で、
自然に生まれてくるものです。
また、社会の流れや変化についていくことができず、
若者への批判や悪口などでバランスを
とろうとしています。
つまり、心の底には若者へのちょっとした嫉妬と、
自分自身への不安なのです。
昔をなつかしむ
● 頑張ってきた自分の過去をほめたい。
● 若さを失うことへの不安からの逃避。若さへの嫉妬。
● いまの現実に向き合いたいたくない。
● 昔を知らない若者に対する優越感。
[対応の仕方]
「でもいまは.....」などと反論してしまうと、ヒートアップしてしまう可能性があります。話を聞いてみると、何か新しい発見があるかもしれません。
若者をバカにする
● 若者は未熟だと思うことで優越感を得たい。経験や知識が少ないことを理由に、相手をみくびる。
● 情報化社会に対する自身の不安の表れ。
(対応の仕方)
沈黙したり謝ったりするより、「いろいろ教えて」もらおう。年の功から学ぶことも多く、相手の優越感を満たすことができる。