ペルソナ ~人前で演出している姿~
9人には誰でも社会的立場・役割などのため、
人前で演出している自分の姿があるだろう。
これが心理学者ユングの言うところの
「ペルソナ」である。
ペルソナとは、本来はローマの古典劇で
役者がつけた仮面のことを指している。
日頃、自分がつけているペルソナという仮面
について深く考えてみることで、
「本当の自分」の姿が見えてくる。
例えば、人から尊敬される立場であった9り、
医者や教師のような指導的な立場の職業についている人は、
ついついその立場の人格と本来の自分とを
混同してしまう機会は多い。
その結果、仕事や立場を離れたときにも、
家庭などでも仕事の顔を取ってしまい、
堅苦しい人に見えてしまう。
あるいは、立場上の人格をあまりに無理して
作り上げてしまっているので、
それがかえってストレスになることもある。
このように、いつも辛い思いを抱えたまま
生きている人もいれば、
職場を離れるとその反動により
全く逆の人格を見せる場合もある。
これらはすべて自分自身のペルソナと
関係がうまくいっていないのである。
ペルソナとの関係に問題がある場合は、
あなたの周りにいる人たちはすでに
気づいていることが多い。
それら周囲と話し合いをすることで、
自分自身とペルソナの関係を
改めて見直すことでがきる。